−テンペラ教室−
未分類〜テンペラの材料〜
顔料
-
各色取り混ぜて、10色もあれば十分でしょう。
絵具メーカーが提供している「アーティストピグメント」のほとんど全てが使えます。
筆
-
テンペラ画独特のハッチング表現には、英国製のコリンスキーセーブルの筆が使いやすいです。
国産にもありますが、毛先の脂肪分がなくテンペラでの描画性と耐久性に欠けます。
大きさは、6号程度のものが一本あれば、とりあえずは制作可能です。
表現に合わせて、大小取り合わせておくと便利です。
もちろん、日本画の筆や水彩筆も流用できます。
パレット
-
日本画の丸い絵皿や菊皿、水彩用の陶器製パレットなども使えます。
テンペラ画では、絵具を作りながら制作するので、顔料と絵具を指などで練り合わせる場所(丸い窪み)をもったパレットが便利です。
プラスチック製のものでも構いませんが、陶器製のものの使い心地には全く及びません。
メディウム瓶
- 薬の空き瓶など、50~100ml程度の蓋つきものが便利です。
メスカップ
-
メディウム製作時に、成分の量を計ります。
料理用の100mlのものがあれば十分です。
支持体
-
小さな作品(10号以下)であれば、10mm程度のシナベニヤで十分です。
大きな作品の場合には、油絵用の木枠に5mm程度のベニヤを貼ってつかうか、ランバーコア合板を使うとよいでしょう。
和紙・布
- 板の表面の我を防ぐ目的で貼る素材で、丈夫なものが求められます。
膠(ニカワ)
-
通常、ウサギ膠が使われます。
日本画用の膠は、やや柔軟性に欠けるので、ウサギの皮から作られるこの膠が重用されます。
代用として粉末膠も使えます。
白亜石膏
-
合成のものが安く出ていますが、粒子が細かく揃いすぎているので、下地用材料としては亀裂などを生じやすくなります。
天然の「白亜」や「ボローニャ石膏」が使われるのは、粒子が不揃いで割れにくい地を作れるからです。
刷毛
-
地塗りの時に使います。
幅3cm程度の柔らかい毛のものを一本用意すると便利です。
描画用としては、大きな面積へのウォッシュやグレーズに使えます。
金箔
必要な道具が全て揃う「テンペラキット」は、初めて挑戦する方におすすめです。
テンペラキット(ホルベイン)
-
顔料や膠・ベニヤ等の材料と、筆や磁器製パレットなどの用具類が入ったセット。
すぐにテンペラ画に挑戦できます。
[セット内容]顔料9色/膠/ムードン下地用/シナベニヤ板/綿布/磁器製パレット/水彩筆3種/平刷毛/サンドペーパー/トレーシングペーパー/下絵用黒絵具/防腐剤/テンペラワニス/テンペラワニスクリーナー/ガラス瓶/ビーカー/制作マニュアル
テンペラキット(クサカベ)
-
新鮮な卵があれば、すぐにテンペラ画を始められるキットです。
卵黄テンペラと油成分の入ったテンペラの2種を楽しめます。
[セット内容]ピグメント18色/ボローニャ石膏/天然白亜/地塗用チタニウムホワイト/混合技法用画用液/ウサギ膠/高級粉末膠/SMサイズシナベニヤ/和紙/綿布/サンドペーパー/陶器製パレット/コリンスキーセーブル筆/刷毛30mm/100mlビーカー/メディウム作成保存用ガラス瓶、マニュアル