−油絵教室−

基礎編〜グラッシの基本〜

グラッシは、油絵画発祥の時代から油絵具独特の表現技法として今日まで至っています。チューブ絵具が開発された19世紀以降、厚塗りに表現の中心を奪われた感がありますが、画面に潤いと透明感を与えるテクニックとして重要です。 混色とは異なり、濁らず鈍くならなりません。

グラッシ液をつくる

グラッシ液をつくる
油絵具にグラッシ用のオイルを加えます。通常は、ペインテイングオイルを使ってもできますが、最終段階の透明層による表現では、樹脂分の多いグレージングバニスが効果的です。

グラッシ液をつくる

グラッシ液をつくる
完全に乾燥している画面の上に柔らかい刷毛などでグラッシ液を塗ります。同じところを何度も塗り重ねるとまだらになりやすいので、軽く塗り伸ばします。

グラッシ液を塗る

グラッシ液を塗る
グラッシ層の厚み、絵具の強さは乾いた刷毛(空刷毛)で余分な絵具を引き伸ばし、調整せます。ただ、グラッシ層を乗せただけでは、やや嘘っぽい色になりがちです。
色の濃さは、グラッシの回数で調節できます。

マティエールの上のグラッシ

マティエールの上のグラッシ
凹凸のある画面上でグラッシすると、色液が低いところに厚く溜り、高いところは薄くなります。
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